 
		YouTubeのチャンネル設計とは?
チャンネル設計とは、チャンネルの「設計図」を作ることです。
家を建てる前にどんな家にするか計画を立てますよね。
それと同じで「どんなチャンネルにするのか」を事前に決める必要があります。
設計図があることで、一貫性のあるチャンネルを作れます。
YouTubeチャンネル設計をするべき理由
初心者は「チャンネル設計ってめんどくさそう。いろんな動画を投稿しまくればいいのでは?投稿していくうちにコツを掴めてくるはず。」というように脳筋プレーをしがちです。
YouTubeで稼ぎたいならチャンネル設計は必ずやらないといけません。理由をお伝えします。
チャンネルの方向性がブレなくなる
チャンネル設計をしないと、動画を作るたびに内容がバラバラになりがちです。
「昨日は料理動画だったのに、今日はゲーム実況を始めた…」
これでは料理動画を期待していた視聴者は混乱し、チャンネルから離れてしまいます。
ネタ切れしなくなる
「次にどんな動画を作ればいいか分からない」というのは、初心者が必ずぶつかる壁です。
しかし、チャンネル設計ができていればこの悩みから解放されます。
例えば「一人暮らしの大学生に向けた節約術」という設計ならどうでしょう。
「自炊」「光熱費」「スマホ代」「お得なアルバイト探し」というようにターゲットの悩みに寄り添うだけで、たくさんの動画ネタが自然に生まれてきます。
熱心なファンがつく
チャンネル設計をするとあなたの専門性が高まります。
特定の分野について質の高い情報を発信し続けると、視聴者はあなたを「その分野の専門家」として認識します。「なんとなく動画を見る人」から「あなただから見たい」という熱心なファンに変わっていくのです。
ファンは動画を毎回見てくれるだけでなく、コメントで応援してくれたり、SNSで拡散してくれたりします。ファンがいるとチャンネルがどんどん伸びていきます。
YouTubeのチャンネル設計の手順
チャンネル設計は次の手順で進めます。
- チャンネルの運用目的
- 収益化の方法
- ジャンル
- ターゲット
- コンセプト
- 動画のスタイル
- 顔出し、声出し
- ブランディング
- 投稿頻度
※必ずしもこの通りにやる必要はありません。例えば、ジャンルを決めた後に収益化の方法を考えるのもありです。
チャンネルの運用目的を決める
まず最初に「なぜYouTubeを始めるのか?」を考えましょう。
運用目的によって、動画のネタ選びが大きく変わってくるからです。
運用目的の例
- お金を稼ぎたい(広告収入、アフィリエイト)
- 集客したい(自社商品販売につなげたい)
- 趣味としてやる
- 人材採用
- ブランディング
収益化の方法を決める
稼ぐことを目的にする場合はマネタイズの方法を考えておきます。
収益化の例
- 広告収入:最も一般的。再生回数に応じて収益が発生。
- アフィリエイト:動画で紹介した商品を視聴者が購入すると、紹介料が入る。
- コンテンツ販売:自分の作った教材やサービスを販売する。
- 企業案件:企業から依頼を受けて商品やサービスを紹介する。
- メンバーシップ:月額制でファン限定の特典を提供する。
ジャンルを決める
何についての動画を発信するかを決めましょう。
例)料理、英会話、ダイエット、エンタメ
ジャンル選びはめっちゃ重要です。
ターゲットを設定する
次に「誰に向けたチャンネルか?」を具体的に設定します。
例)
・20代の一人暮らし男性
・育児中の30代主婦
・副業を始めたい40代会社員
過去の自分をターゲットにするのもおすすめです。過去の自分がどんな悩みを持っていたか。どんな情報を求めていたか。あなたは具体的にイメージできるはずです。過去の自分を救うつもりで動画を作るとうまくいきます。
「過去の自分を今の自分のレベルまで引き上げるには、どんなチャンネルにすればいいか?どんな動画を作ればいいか?」と考えてみてください。
コンセプトを決める
コンセプトを決めます。「誰に」「何を届けるか?」を決めましょう。
例)
・英語初心者が3ヶ月で話せるようになる学習法
・忙しいママのための時短レシピチャンネル
・節約生活で月5万円貯金するVlog
動画のスタイルを決める
どのように動画を届けるかを決めます。
動画スタイルの例
- 実写
- 声だけ
- スライド(パワーポイント)
- アニメーション
- マインドマップ
- ゆっくり解説
- 2人で話す(2人で掛け合いをする)
- VTuber
顔出し・声出し
顔と声を出すかどうか決めます。
ブランディング
最後にブランディングをします。「見た目」「雰囲気」「話し方」などを決めます。
ブランディングをすると視聴者の記憶に残りやすくなります。
ブランディングの例
- サムネイルのフォントや色を統一する。
- チャンネルアートにコンセプトや投稿曜日を明記する。
- オープニングやエンディングの効果音を固定。
- 冒頭の挨拶を固定。
投稿頻度
「いつ、どのくらいの頻度で投稿するか」を考えましょう。無理なく継続できる頻度がベストです。
例)毎週土曜18時に投稿
YouTubeのチャンネル設計の例
チャンネル設計の例をいくつか挙げます。参考にしてみてください。
元アパレル店員A子さんの「骨格診断チャンネル」
・ジャンル:「骨格診断」
・ターゲット:30代女性。子育て中で自分の服に時間をかけられない。体型が変わって何を着ればいいか分からないのが悩み。
・コンセプト:「自分に似合う服が分かり、ファッションが楽しくなる」
・マネタイズ:紹介した服のアフィリエイト、オンラインでの個人向けスタイリングサービスの販売。
ガジェット好きB太くんの「中古PC活用チャンネル」
・ジャンル:「中古PCレビュー」「PCの選び方」
・コンセプト:「低予算でも快適なPC環境を手に入れる」
・ターゲット:大学生。レポート作成やオンライン授業でPCが必要だが、どれを買えばいいか分からない。予算は10万円以内。
・マネタイズ:広告収入。紹介したPCパーツや周辺機器のアフィリエイト。
YouTubeのチャンネル設計の注意点
70点の完成度でいい
チャンネル設計はガチガチにやらなくてOKです。最初は70点の完成度で大丈夫です。
チャンネル設計をしっかりやっても、実際は想定と違うことがあります。
例えば「20代男性に向けたチャンネルにしたが、実際は40代男性の視聴者が多かった」とか。
とりあえず運用をスタートして、後からチャンネル設計を柔軟に見直していくといいです。
YouTubeのチャンネル設計のよくある質問
競合と差別化をしたほうがいい?
チャンネル設計をする際に差別化はあまり意識しなくていいです。あなたの年齢、性別、話し方、雰囲気などによって、自然と他のチャンネルと差別化されます。差別化しようとしなくても自然と差別化されます。
【プレゼント】チャンネル設計シート
私のYouTubeチャンネル「まさ|副業・脱サラ」で使っているチャンネル設計シートを無料でプレゼントします。サイト下のメルマガに登録すると受け取れます。

まとめ
チャンネル設計を終えたら次に動画ネタを探しましょう。
以上です。