YouTubeでチャンネル登録者100人以上の割合
YouTubeが公式に「登録者100人以上のチャンネルが何%か」を発表したデータはありません。 これは、YouTubeが全てのチャンネルの詳細な統計を公開していないためです。
YouTube分析ツールの大手であるvidIQは、2024年〜2025年の統計データをもとに次のように言っています。
登録者100人を達成しているチャンネルは、全YouTubeチャンネルの中で「上位約63%」に入ります。
ソース:vidIQ Blog "See How You Compare: YouTube Subscriber Growth Statistics Revealed")
これはつまり、YouTubeに存在するチャンネルのうち、約63%が登録者100人以上を達成している、ということです。
逆に言うと、残りの約37%(およそ4割弱)のチャンネルは登録者100人に到達できていない、ということになります。
この約37%には、チャンネルを開設したものの動画を1本も投稿していない、あるいは数本投稿してやめてしまったチャンネルが多く含まれていると考えられます。
YouTubeでチャンネル登録者100人以上までの期間
登録者100人までにかかる期間は人それぞれです。
早い人なら1ヶ月もかからずに達成します。
平均的には2ヶ月〜半年ほどかかるケースが多いです。 もちろん、1年以上かけて達成する人もたくさんいます。
なぜこんなに差が出るのか?
それは以下の3つの要素が大きく関係しているからです。
動画のジャンル
ジャンルによって、登録者の増えやすさは全く違います。
例えば、時事ネタや流行のエンタメ系は当たれば一瞬で増えます。 逆にVlogや趣味のチャンネルはファンがつくのが遅い傾向があります。
ノウハウ系(料理、勉強、PCスキルなど)は視聴者の悩みが深ければ、1本の動画で登録してくれることもあります。
動画の投稿頻度
月に1本しか投稿しない人と毎日投稿する人では達成期間は変わります。
なお、初心者がいきなり毎日投稿するのはおすすめしません。 ネタ切れや疲弊につながり、挫折しやすくなるからです。
大切なのは無理なく継続できるペースです。まずは「週に1本投稿する」と決めるのが良いでしょう。
動画の質
質が低い動画を100本上げても登録者は増えません。 質が高い動画なら3本で100人を達成できることもあります。
ここで言う「質」とは、例えば次のようなことです。
- 音声がクリアで聞きやすいか?
- 余計な間がカットされて、テンポよく見られるか?
- 視聴者が「役に立った」「面白かった」と思える内容か?
YouTubeでチャンネル登録者100人の再生数
登録者100人のチャンネルの「動画1本あたりの再生回数」をお伝えします。
これは「登録者100人のチャンネルが新しい動画を投稿した時にどれくらい再生されるか」という数字です。
目安は10回〜20回です。
「100人もいるのにたったそれだけ?」と驚くかもしれません。 しかし、これが現実的な数字です。
なぜなら、登録してくれた人全員があなたの新しい動画を見てくれるわけではないからです。
- 通知をオフにしている
- 登録したことを忘れている
- たまたま見た動画が面白かっただけで他の動画に興味はない
などが理由です。
YouTubeでチャンネル登録者100人の難易度
YouTube登録者100人の難易度は高いです。
「1000人達成したときよりも精神的にきつかった」と言う人がいるほどです。
技術的な難しさよりメンタル面での難易度が高いです。
なぜそんなに難しいのか?理由が2つあります。
反応がゼロ
0人から100人までは誰にも見られず反応が全くありません。時間と労力をかけて動画を作って投稿しても、再生回数が10回もいかない。まるで、誰もいないコンサートホールで歌を歌っているような感覚です。
この虚しさに耐えられる人は少いです。 ほとんどの人は「誰も見てくれないのに動画を作る意味はあるのか...?」と思い、心が折れてやめてしまいます。
学ぶべきスキルが多すぎる
YouTubeは学ばないといけないスキルが多いです。
企画力、トーク力、編集スキル、デザイン力、ライティング力、マーケティング力など。
これら全てを1人でゼロから学ぶ必要があります。 100人に到達するまではこれらのスキルが何もない状態です。 うまくいかなくて当たり前です。
YouTubeでチャンネル登録者100人でできること
100人を達成するとできることをお伝えします。
スマホからのライブ配信
厳密には登録者が50人を超えた時点で、スマホのYouTubeアプリからライブ配信ができるようになります。 100人を達成した時点ではもちろんこの機能が使えます。
YouTubeでチャンネル登録者100人までの道のり
ステップ1:チャンネルの設計図を作る
動画を投稿する前に計画を立てましょう。
【ジャンルを絞る】
1つのジャンルに絞りましょう。「料理」「婚活」「ペット」ではなく「ペット」だけに絞るとか。あなたが何の専門家なのか、視聴者が一瞬で分かるようにしましょう。
【ターゲットを決める】
全員に向けて動画を作ると誰にも響きません。 「20代、社会人1年目、自炊未経験の男性」のようにたった一人の人物像を想像しましょう。 その人が「見たい」と思う動画だけを作ります。
ステップ2:0人〜50人
一番つらいフェーズです。
【無反応を覚悟する】
これが一番重要です。 動画を投稿しても、再生回数は1桁か2桁。コメントもいいねも付きません。
【再生回数を見ない】
この時期に再生回数や登録者数を見てはいけません。 数字を見ると心が折れます。 「こんなことやってて意味あるのか?」と疑い始めます。
再生数ではなく「動画作りに慣れること」と「投稿を継続する習慣をつけること」を目標にしましょう。
ステップ3:50人〜100人
データと向き合う段階です。
【アナリティクスを使う】
動画を10本投稿したら、初めて分析ツールを見ます。 ここで見るべきは、主に2つです。
・クリック率: サムネイル(表紙)とタイトルが魅力的だったか。
・視聴者維持率: 動画の中身が面白かったか。
当たり動画を見つける
10本の中で他の動画より少しでも再生回数が伸びた動画があったら、それが当たり動画です。
当たり動画を横展開しましょう。なぜその動画が伸びたのか(テーマか、タイトルか、サムネイルか)を分析します。 そして、その当たりの要素を使って次の動画を作ります。
まとめ
YouTubeの登録者数別の収入目安【100人から1億人まで】
以上です。