 
		YouTubeはジャンルによって台本の書き方が変わります。この記事では、ビジネス系やハウツー系(解説系)のチャンネルの台本を想定しています。
YouTubeの台本とは?
台本とは動画の内容を文章化したもののことです。話の構成やセリフ、映像に合わせる説明などを書きます。
YouTubeの台本を作るべき理由
台本は必ず作りましょう。理由が4つあります。
動画の質が上がる
台本があると動画のクオリティが上がります。
まず、話が脱線したり、同じことを何回も言うことがなくなります。視聴者がストレスなく動画を見れます。
また、話す内容が決まっているため、「えーっと」「あのー」みたいな不要な言葉が減ります。
重要なポイントを言い忘れたり、数字や用語を間違える心配もありません。信頼性の高い動画を作れます。
撮影時間が短くなる
台本があると何を話すかが明確になります。撮り直しや長時間の撮影を防ぐことができます。
テロップ作成の時間が短くなる
台本があれば字幕をつける時間が減ります。台本から文章をコピペすればいいだけだからです。
台本は他のプラットフォームで再利用できる
YouTubeの台本は他のプラットフォームで再利用できます。
例えば、台本をもとにブログ記事やツイート、電子書籍を作れます。
このようにすれば少しの手間で集客数を一気に増やせます。
YouTubeの台本を作るデメリット
作成に時間がかかる
台本作成は時間がかかります。特に長尺の動画ではかなりの時間を取られます。
不自然な話し方になる
台本通りに話そうとすると、棒読みになったり不自然な話し方になることがあります。台本を見ていないかのように話しましょう。
YouTubeの台本を作るときの手順【5ステップ】
①動画ネタを探す
まず、動画の企画を考えます。動画ネタの探し方ですが、「競合のチャンネルの人気動画」「ラッコキーワード」「Googleキーワードプランナー」などいろいろあります。
②ターゲットを決める
誰に向けて動画を作るかを決めます。
例えば、おすすめの副業を紹介する動画を作るとします。ターゲットを「20代会社員の男性」と「40代主婦」のどちらにするかで、動画の内容がガラッと変わります。
ターゲットを明確に決めましょう。
③競合の動画をリサーチする
競合の動画のリサーチをします。
競合のリサーチは手間がかかりますが必ずやる必要があります。
自分では「いい動画を作れた!」と思っても、競合の動画よりも低品質だったら再生されません。
次の流れで行います。
- YouTubeで「動画のテーマ」で検索する。
- 競合の動画が表示される。少なくとも3本以上見る。
例えば、「婚活で選んではいけない女性」というテーマで台本を書くとします。
YouTubeで「婚活で選んではいけない女性」で検索します。

競合の動画が表示されます。
 
  
 
こうした競合の動画よりも中身の濃い動画を作る必要があります。「中身を2倍濃く、2倍分かりやすく」を意識してみてください。
競合の動画は少なくとも3本以上見ましょう。
また、最初の頃は競合の動画を文字起こしして分析するといいです。
YouTubeの文字起こしを無料でする方法【GeminiとChrome拡張機能を使う】
④情報収集
自分の知識や経験だけで書けることは限られます。ブログやYouTube、X、本、QAサイト(ヤフー知恵袋)などで情報を集めましょう。キュレーション7割、自分のノウハウ3割ぐらいのイメージで書くとうまくいきます。
⑤台本を書く
台本を書いていきます。
台本が完成したら、音読を2〜3回しましょう。聞き取りにくい箇所や堅苦しい表現があれば修正します。
YouTubeの台本の構成【テンプレート】
台本は以下の3つから構成されます。
- オープニング
- 本編
- エンディング
順に説明します。テンプレートも載せています。
オープニング
オープニング(冒頭)はかなり重要です。
視聴者は最初の数秒〜20秒で動画を見るかどうか決めます。オープニングで興味を引けないとすぐに離脱されます。
オープニングの目的は「この動画を見たい!」という気持ちにさせることです。
時間の目安は2分以内です。長すぎると視聴者は離脱します。
動画の長さに応じてオープニング、エンディングの長さを調整しましょう。動画が短ければオープニング、エンディングも短くします。
| 内容 | |
| 挨拶 | こんにちは!まさです。 | 
| テーマ | 今回は「YouTubeで登録者1,000人まで一気に増やす方法」について解説します。 | 
| 共感 | 「頑張って動画を投稿しているけど登録者が全然増えない」 「登録者が増えない原因が分からない」 こんな悩みを抱えている方が多いと思います。 | 
| 見るメリット | この動画を見れば、最短で1,000人を達成する方法が分かります。 | 
| 実績 ※スライドや画面に実績を表示させるならこのパートは不要 | 私は登録者6万人の副業のチャンネルを運営しています。 また、私が運営するYouTubeスクールでは9割以上の人が半年以内に登録者1,000人を達成できています。 | 
| 目次 | 今回3つのテーマに分けてお話します。 ・1,000人達成のためにやるべきこと7選 ・登録者が増えない原因と対処法 ・1,000人達成の期間・収益・割合 ぜひ最後までご覧ください。 | 
【テーマ】
動画のテーマを一言で言い切る。
【共感】
視聴者が抱えているであろう悩みを言う。「これは自分のための動画だ!」と思わせることができる。
【見るメリット】
動画を見るメリットを言う。「見たい!」という気持ちにさせればOK。
【実績】
実績を言うと「この人の言うことは信用できる」と思ってもらえる。
【目次】
動画の見出しを3〜5個程度言う。視聴者は全体像をつかめる。
本編
本編はPREP法で書いていきます。
PREP法とは結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)の順に情報を伝えることです。相手が情報を理解しやすいし、納得感も高くなります。
【結論(Point)】
伝えたい結論を最初に言います。
【理由(Reason)】
結論の根拠を説明します。なぜその結論なのかを説明することで、納得しやすくなります。
【具体例(Example)】
理由を裏付ける具体的な事例やデータを示します。これによって納得感が生まれます。
【結論(Point)】
最後に再度結論を言います。記憶に残りやすくなります。
また、本編は見出しごとに書いていきます。
例えば、「YouTube台本の作り方」というテーマの台本を作るなら、以下に見出しにするといいでしょう。
- YouTubeの台本とは?
- 台本を作るべき理由
- 台本を作るときの手順
- 台本構成
- 台本テンプレート
- 台本を作るときのコツ
| 内容 | |
| PREP法 | 【結論(Point)】 ジャンルを選ぶときのコツ1つ目は「実績のあるジャンルを選ぶこと」です。 【結論の根拠(Reason)】 誰も実績がない人から商品を買おうとは思わないからです。 【具体例(Example)】 例えば、あなたがマッチングアプリ初心者だとします。マッチングアプリで3人出会っただけの人と100人以上出会った人。どちらの人からコンサルを受けたいですか?100人以上出会った人ですよね。あなたが英語初心者だとします。英検5級の人、英検1級の人。英検1級の人から学びたいはずです。 【結論(Point)】コンテンツ販売をするなら実績のあるジャンルを選びましょう。 | 
エンディング
エンディングでは視聴者にLINE登録を促したり、動画のまとめをしたり、チャンネル登録をお願いしたりします。
| 内容 | |
| メッセージ | ※追って追記します。 | 
| 公式LINE誘導 | ここまで動画を見てくださった方に10大特典です。 「コンテンツ販売で月100万円稼げるロードマップ」電子書籍 「半年でYouTube登録者3万人を達成したYouTube台本テンプレート」 「YouTubeで5万回以上再生された動画書き起こし台本シート10個」 「ロードマップ作成会の参加権利」 これら10個のプレゼントを受け取りたい方は概要欄の公式LINEに登録してください。 | 
| その他誘導 (このパートは無しでもいい) | 「ぜひコメント欄にやってみたい副業を書いてください。あと、これまに経験した副業があれば、その副業の感想も書いていただきたいです。他の女性の参考になるかと思います。」 | 
| まとめ | 動画のまとめです。 ・ジャンル選びのポイントは3つ。興味がある、実績がある、競合に勝てそう。 ・自己分析をする | 
| 高評価誘導&締め | 今回も最後まで見ていただきありがとうございました。 この動画が少しでも「参考になった」「面白かった」と感じていただけたら、ぜひ高評価とチャンネル登録をお願いします。 それではまた次回の動画でお会いしましょう。 | 
【メッセージ】
視聴者を勇気づけるメッセージを言う。ファン化しやすくなる。
【公式LINE誘導】
公式LINEやメルマガに誘導する。
【その他誘導】
コメントなどを促す。
【まとめ】
本編の内容を整理する。
【高評価誘導&締め】
高評価やチャンネル登録のお願いをする。
YouTubeの台本のコツ
1動画1テーマ
1つの動画で扱うテーマは1つだけにします。
例えば、「YouTubeの台本のコツ10選」という動画を作るとします。台本以外のことは何も話さらないようにしましょう。「YouTubeの動画編集ソフトは〇〇がいい」「サムネのコツは...」みたいな話をしてはいけません。
複数のテーマを話すとどうなるか。視聴者は「自分は動画編集ソフトやサムネには興味がないのに...」と思って途中で離脱します。
視聴者目線で書く
「自分が話したいこと」よりも「視聴者が知りたいこと」を書くようにします。自分が話したいことは言わず、視聴者が求める情報だけ言うようにしましょう。
話し言葉で書く
書き言葉で台本を書くと、堅く聞こえてしまいます。
話し言葉で書きましょう。「ちょっと」「いろんな」「あと」「すごく」「〜しますね」「〜ですよね」みたいな感じです。親しみやすい印象になります。
初心者向けに話す
YouTubeの視聴者は初心者がほとんどです。中上級者は少数。レベルの高い話ばかりしていると離脱されます。初心者向けに話しましょう。
また、専門用語はなるべく使わないようにします。どうしても専門用語を使うときは、その用語の説明をしましょう。
その他
- 同じ内容を何度も言わない。多くても2回までにする。
- 端的に簡潔に分かりやすく書く。回りくどい言い回しは避ける。
- 1文を短くする。
- 台本を棒読みしない。感情が伝わりにくくなる。
YouTubeの台本のよくある質問
台本はどこに書くといい?
Googleドキュメントがおすすめです。クラウドで保存・共有ができます。台本の編集や管理に最適です。Notion、Word、Pages、Macのメモ帳もありです。
まとめ
以上です。