YouTubeの台本をAIで作るメリット
時短になる
通常、動画ネタを探して、構成を考えて、執筆して...とやっていると、1本の動画に3〜5時間はかかります。しかし、AIを使えば構成案は数秒、たたき台の執筆も数分で完了します。空いた時間を動画の撮影やサムネイル作成といったクリエイティブな作業に充てることができます。
構成の失敗がなくなる
YouTubeで動画が伸びない最大の原因は構成のミスです。話の順序がわかりにくかったり、オチが弱かったりすると、視聴者はすぐに離脱します。AIは論理的な文章構成が得意です。「PREP法」や「ストーリーテリング」といった、YouTubeでウケる型を指定すれば、その通りに構成を作ってくれます。
ネタ切れを防げる
「もう動画ネタが思い浮かばない……」という状態は、YouTuberにとってのあるあるです。AIに「〇〇というジャンルで、伸びる動画ネタを50個挙げて」と聞けば、一瞬でネタを出してくれます。自分一人では思いつかなかったネタが見つかることも多々あります。
YouTubeの台本作成におすすめのAIツール
ChatGPT
最も有名で汎用性が高いツールです。無料版でも十分優秀ですが、有料版(GPT-4o)を使うと、より自然で論理的な日本語を書いてくれます。構成出しから執筆までオールマイティにこなせます。
Google Gemini
Googleの検索結果と連動しているため、最新情報の取得に強いです。「最新のiPhoneのスペックを比較した台本を書いて」といった、時事ネタや正確なデータが必要な場合に重宝します。
GeminiとChatGPTのどちらを使うにせよ必ず課金しましょう。有料版を使ったほうが台本のクオリティが高くなります。私はGoogle AI Pro(月額2,900円)に課金しています。
Claude 3
ChatGPTよりも人間らしい温かみのある文章を書くのが得意です。そのまま読み上げても違和感の少ないセリフ口調を作りたいなら、Claudeがおすすめです。
YouTubeの台本をAIで作る方法
実際にAIを使って台本を作る手順を解説します。
AIはいきなり「台本書いて」と丸投げしても、良い仕事はしてくれません。段階を踏んで指示を出すのがコツです。
ステップ1:AIに役割を与える
まず、AIに役割を持たせます。
「台本を書いて」と頼む前に、「あなたは誰で、誰に向けて書くのか」を定義します。これをやるだけで、回答の精度が段違いに上がります。
プロンプトの例
あなたはプロのYouTubeの放送作家兼マーケターです。以下の条件でYouTube動画の台本を作成するアシスタントをしてください。
【役割】
・視聴者の共感を得るのが得意なシナリオライター
・専門的な内容を中学生でもわかるように説明する
【ターゲット】
・30代の会社員男性
・将来のお金に不安があり、副業を始めたいと思っている
【動画のゴール】
・視聴者に「自分でもできそうだ」と自信を持たせ、行動を促す
ステップ2:企画を考えさせる
次に、動画の企画を決めます。 自分でゼロから考えるのではなく、AIに案を出させましょう。
プロンプトの例
上記のターゲットに向けた「副業の始め方」に関する動画の企画案と、クリックしたくなるタイトル案を15個出してください。
【条件】
・数字を使って具体的に(例:月5万円稼ぐ〜)
・意外性や「損をしたくない」という心理を突くタイトルにする
出力された企画の中から1つ選びます。
ステップ3:目次を作らせる
YouTubeで伸びる動画には型があります。AIにその型を指定して、見出しを作らせます。
プロンプトの例
企画は「【暴露】初心者が月5万稼ぐなら〇〇一択です」に決定しました。 この動画の目次を作成してください。
【構成のルール】
・オープニング:問題提起→権威性→視聴するメリット
・本題:PREP法(結論→理由→具体例→結論)で展開
・反論への対処:「でも難しいんでしょ?」という視聴者の不安を先回りして解消する
・エンディング:まとめ→アクションプラン(今日やるべきこと)
ステップ4:本文を書かせる
構成が決まったら文章を書かせます。 ここで重要なのは、一気に全部書かせないことです。長文を一度に出力させると、後半が雑になったり、内容が薄くなったりします。「オープニング」「本題1」「本題2」...と、パートごとに分けて指示を出しましょう。
プロンプトの例
ではまず、「1. オープニング」の本文を書いてください。
【執筆の条件】
・冒頭の3秒で視聴者の心を掴む、強烈な一言から始めてください。
・「~ですよね?」「実は~なんです」のように、視聴者に語り掛ける口調で。
・文字数は400文字程度で。
これが終わったら、「次は本題の1つ目を書いて」と続けていきます。
ステップ4:自分で修正する
AIが出力した文章をそのまま使ってはいけません。
AIの文章は正論すぎて面白みに欠けることがあります。また、語尾が単調だったり、あなたのキャラクターに合わない表現があったりします。
必ず最後にあなたの言葉に書き換えてください。
また、体験談を加えたり、独自の言い回しに変えたりしてオリジナリティを出すようにしましょう。
YouTubeの台本をAIで作るときのコツ
AIに具体的な人格を憑依させる
ただ「台本を書いて」と頼むと、AIは無難な優等生のような文章を書きます。これではYouTubeで再生されません。
AIに明確な役割を与えてください。
良いプロンプトの例
・あなたは、世界一教え方が上手いカリスマ予備校講師になりきってください。
・あなたは、年商10億円を稼ぐ「敏腕コンサルタント」になりきってください。
このように、誰になりきって書くかを指定するだけで、出力される文章のクオリティや雰囲気が劇的に変わります。
AIと対話する
多くの人が一度の命令で完璧な台本を作ろうとして失敗します。 AIと対話をして、台本を修正することが大切です。
最初に出てきた台本に対して、プロデューサーになったつもりでダメ出しをしてください。
- 「オープニングが退屈。もっと衝撃的な事実から始めて」
- 「専門用語が多すぎる。中学生でもわかるように書き直して」
- 「具体例が弱い。もっと視聴者が『あるある』と共感できる例に変えて」
こうしてAIと会話を重ねることで、台本はどんどん洗練されていきます。
YouTubeの台本をAIで作るときの注意点
事実確認は必須
AIは平気で嘘をつきます(これをハルシネーションと言います)。
「今の総理大臣は坂本龍馬です」みたいな嘘の情報を混ぜてくることがあります。特に数字、データ、人物名、歴史的背景については、必ず自分で事実を確認してください。
嘘の情報を発信すると、炎上の原因になったり、視聴者からの信頼を失っていまいます。
AIっぽい文章になる
AIが書いた文章には特有のクセがあります。
- 「〜ということが重要です」を連発する。
- 「〜は、〜に役立ちます」といった教科書的な表現が多い。
- 感情が乗っていない。
AIが書いた台本をそのまま読み上げると、視聴者は「なんかロボットみたい」「心がこもっていない」と敏感に察知します。これが視聴維持率の低下につながります。AIっぽさをなくすようにしましょう。
YouTubeのコミュニティガイドラインを意識する
AIによっては、過激な表現や、YouTubeの規約ギリギリの内容を生成してしまうことがあります。特に医療、健康、金融、といったYMYLの分野では、AIの情報を鵜呑みにするのは危険です。YouTubeのコミュニティガイドラインに違反していないか、常に人間の目でチェックする必要があります。
スパム判定のリスクがある
AIを使って、推敲もせずに大量の動画を投稿し続けると、YouTubeのAIから「繰り返しの多いコンテンツ」やスパムと判定されるリスクがあります。台本に自分の体験談を入れるなどしてオリジナリティを加えるようにしましょう。
まとめ
YouTubeにおけるAI活用法11選【効率的に動画を作れる】
以上です。