 
		YouTubeで1億回再生の収入
YouTubeで1億回再生されたときの広告収入は約1,000万円~3,000万円が目安です。
なぜ収入に大きな幅があるのか。 その理由は、YouTubeの収入が「1再生=いくら」という単純な計算ではないからです。 収入は動画に表示される広告単価によって決まります。
広告単価は超ざっくり言うと「1再生あたり0.1円」です。 これは計算が分かりやすいため広まった数字ですが、あくまで目安の一つです。 この目安を使って計算してみます。
【広告単価が0.1円の場合】
1億回 × 0.1円 = 1,000万円
動画のジャンルや視聴者層によっては、単価がこれより高くなることも、低くなることもあります。
【広告単価が0.3円の場合】
1億回 × 0.3円 = 3,000万円
【広告単価が単価が0.05円の場合の場合】
1億回 × 0.05円 = 500万円
このように広告単価によって、1億再生のときの広告収入は大きく変わります。
【補足】手取り
YouTubeの広告収入の全額がYouTuberに入るわけではありません。 YouTubeがプラットフォーム利用料として手数料(一般的に広告収益の45%)を受け取ります。 YouTuberの手元に残るのは、残りの55%です。 この記事で紹介している「1,000万円~3,000万円」という金額は、すでに手数料が引かれた後、YouTuberが受け取る目安の金額です。
YouTubeで1億回再生の収入【ジャンル別】
ジャンル別に1億回再生された場合の収入目安をシミュレーションしてみます。
高単価ジャンル
ビジネス・金融・不動産・投資などの高単価ジャンルです。
紹介される商品やサービス(投資信託、不動産物件、ビジネス教材)がかなり高額です。 視聴者の年齢層も高く、購買力があります。 広告単価が高いです。
・単価目安:1再生 0.5円~1.0円以上
・1億回再生の収入:5,000万円~1億円以上
中単価ジャンル
ガジェット・美容・Vlog・料理・フィットネスなどのジャンルです。
広告の種類がかなり多いです。 単価は高すぎず、低すぎず、安定している傾向があります。
・単価目安:1再生 0.2円~0.4円
・1億回再生の収入:2,000万円~4,000万円
低単価ジャンル
エンタメ・キッズ向け・ゲーム実況・いたずら系などのジャンルです。
再生回数を爆発的に稼ぎやすいジャンルです。1億回再生を目指すなら、これらのジャンルが近道です。しかし、視聴者の年齢層が若かったり、広告主が高額商品を売りにくいと判断したりするため、単価は低めに設定されがちです。
特に子供向けの動画は、子供のプライバシー保護のため、表示できる広告が厳しく制限されており、単価は極端に低くなります。
・単価目安:1再生 0.1円前後(キッズ向けは更に低い場合もある)
・1億回再生の収入:1,000万円前後
よくある質問
ショート動画で1億回再生されたら収入はいくらですか?
A. ロング動画よりかなり低くなります。目安は数十万円~200万円程度です。
1再生あたりの単価は、ロング動画の10分の1以下(0.01円~0.02円程度)になることが多いです。 ショートで1億回再生を達成しても、ロング動画の1,000万円~3,000万円といった収入にはなりません。
1億回再生の動画は日本にどれくらいありますか?
ほとんどありません。限りなく0%に近いです。
YouTubeには数百億本以上の動画があると言われています。再生回数の中央値は100回にも満たないというデータもあり、ほとんどの動画は誰にも見られずに埋もれていきます。 その中で1億回再生を達成できるのはほんの一握りです。
日本国内で1億回再生を超えている動画は、そのほとんどが公式ミュージックビデオです。
例えば米津玄師「Lemon」、YOASOBI「アイドル」、ピコ太郎「PPAP」など。
人気YouTuberのHIKAKINさんやはじめしゃちょーさん、MrBeastさんであっても1億回再生の動画はほとんどありません。
まとめ
以上です。