 
		YouTubeでタイトルが重要な理由
動画のクリック率や再生回数に直結するから
タイトルは動画の「顔」です。 視聴者はタイトルとサムネイルを見て、その動画を見るかどうかを数秒で判断します。 どんなに動画の内容が良くても、タイトルが魅力的でなければクリックしてもらえません。 面白そう、役に立ちそう、自分に関係がありそう、と思わせることが大切です。
YouTubeのアルゴリズムに動画の内容を正しく伝えるため
YouTubeは、タイトルに含まれるキーワードを見て「この動画が何についての動画なのか」を判断しています。 タイトルが適切だと、視聴者がそのキーワードで検索した時に、あなたの動画が見つかりやすくなります。 また、似たジャンルの動画を見ている人へのおすすめ(関連動画)にも表示されやすくなります。
YouTubeのタイトルの文字数
YouTubeのタイトルは最大100文字まで入力できます。 しかし、100文字すべてを読んでもらえることはほとんどありません。
なぜなら、スマホやパソコンなど見る環境(デバイス)によって表示される文字数が違うからです。 長いタイトルは途中で「...」と省略されてしまい、肝心な部分が伝わらない可能性があります。
一般的に、スマホの検索結果では約28文字まで、パソコンのブラウザでは約32文字までが省略されずに表示されやすいと言われています。 YouTubeの視聴者の多くはスマホを使っています。 そのため、28文字以内を目安にするといいでしょう。
YouTubeのタイトルのコツ
キーワードを入れる(SEO対策)
視聴者がどんな言葉で検索するか考え、そのキーワードをタイトルに含めましょう。 キーワードは、YouTubeの検索候補(サジェスト)や、人気のライバル動画のタイトルを参考に探します。
そして、そのキーワードはできるだけタイトルの左側(前半)に入れるのが効果的です。 人の目もYouTubeのシステムも、最初にある言葉を重要だと判断するからです。
例えば、「マッチングアプリ 初デート」というキーワードを狙うなら、「マッチングアプリの初デート完全攻略!話題・誘い方・場所」というように左側に入れます。
数字を入れる
「5つの方法」「10選」「3分でわかる」「10kg痩せた」「貯金300万円」のように、具体的な数字を入れましょう。 数字は、タイトルに具体性と信頼性を与えます。
「たくさん」よりも「10個」の方が、視聴者は動画の内容をイメージしやすくなります。 「節約術」よりも「月5万円貯まる節約術」の方が「自分にもできるかも」とクリックしたくなります。
ちなみに奇数(3, 5, 7)は人の記憶に残りやすいとも言われています。
視聴者のメリットを明確にする
その動画を見ることで、視聴者にどんないいことがあるのかをはっきり伝えましょう。
「(これが)できるようになる」
「(こんな)悩みが解決する」
「(これについて)詳しくわかる」
ということが伝わるようにします。
「英語がペラペラになる勉強法」「肌がきれいになる洗顔術」のように、見た後の明るい未来を想像させることが大切です。
ターゲットを絞り込む
「誰に」向けた動画なのかをタイトルで明確にしましょう。
「【初心者向け】」「【主婦必見】」「【30代男性へ】」「【学生さん】」という感じです。
視聴者は「あ、これ自分向けだ」と感じると、クリックしやすくなります。 全員に届けようとすると、結局誰にも響かないタイトルになりがちです。
興味を引く言葉(パワーワード)を使う
思わずクリックしたくなるような、強い言葉を入れるのも効果的です。
「驚愕」「必見」「ヤバい」「知らないと損」「危険」「神回」「最新版」「完全版」など。
なお、これらの言葉は目立ちますが、動画の内容と合っていないと釣りだと思われます。 使いすぎると信頼を失うので、ここぞという時に効果的に使いましょう。
YouTubeタイトル・サムネで使えるパワーワード300選【クリック率上がる】
疑問形にして問いかける
「~だと思っていませんか?」「〇〇の本当の理由、知ってる?」「~するには?」 このように、視聴者に問いかける形も有効です。 人は質問されると、無意識に答えを探そうとします。 その答えが動画の中にあると分かれば、クリックする動機になります。
ネガティブな言葉で不安や好奇心を煽る
あえてネガティブな言葉を使う方法もあります。
「やってはいけない」「失敗する人の特徴」「知らないと損」 「これを買うな」などです。
人は「失敗したくない」「損をしたくない」という気持ちが強いため、こうしたタイトルに反応しやすいのです。 ただし、これも内容が伴わないと炎上の原因になるため、注意して使いましょう。
権威性や信頼性を見せる
「プロが教える」「元〇〇が解説」「経験者が語る」 このように、自分の立場や専門性をアピールするのも効果的です。 視聴者は「この人の話なら信頼できそう」と感じ、動画を見てくれやすくなります。
【】や「」などの記号で目立たせる
【速報】や【初心者向け】、【VLOG】のように記号で囲むと、目立たせたい部分を強調できます。 タイトル全体が引き締まり、他の動画と並んだ時に目立ちやすくなります。 「!」や「?」を使って感情を表現したり、「|」(縦線)でタイトルを区切って見やすくするのもいいです。
YouTubeのジャンル別のタイトル例
ジャンル別にタイトルの例を挙げます。「なぜそのタイトルが良いのか」という解説も書きました。
料理
例:【簡単レシピ】レンジで5分!悪魔のチーズトーストの作り方
解説:「簡単」「レンジで5分」という言葉で、忙しい人や料理が苦手な人でもできそうだと感じさせます。「悪魔の」というパワーワードが食欲をそそり、思わずクリックしたくなります。
例:【節約術】食費月1万円!1週間分の節約おかず5選
解説:「節約」「食費月1万円」という具体的なキーワードと数字で、節約したい視聴者にアピールします。「1週間分」「5選」という数字で、動画の情報量が分かりやすくなっています。
ビジネス・自己啓発系
例:【初心者向け】ブログで月5万円稼ぐための3つのステップ
解説:「初心者向け」でターゲットを明確にしています。「月5万円」という具体的な目標を書いています。「3つのステップ」という数字で、内容が分かりやすく整理されている印象を与えます。
例:【必見】あなたの評価が上がる「話し方」のコツ10選
解説:「必見」というパワーワードで目を引きます。「あなたの評価が上がる」という、視聴者が得られる明確なメリットを提示しています。「10選」でボリュームをアピールしています。
VLOG
例:【vlog】社会人1年目、東京一人暮らしのリアルな平日夜ルーティン
解説:「社会人1年目」「一人暮らし」「ルーティン」など、視聴者が共感しやすいキーワードを散りばめています。「リアルな」と入れることで、飾らない等身大の姿が見られるという期待感を高めます。
例:【モーニングルーティン】早起きが苦手な夫婦のとある休日の朝
解説:「早起きが苦手」という共感ポイントを入れることで、完璧すぎない親近感を抱かせます。「夫婦」「休日」というキーワードで、特定のライフスタイルに興味がある層にアピールします。
ゲーム実況
例:【神回】最強ボスを初期装備だけで倒す奇跡が起きたw【ゲームタイトル】
解説:「神回」「奇跡」「w」といった感情的な言葉で、動画が盛り上がったことを伝えます。「初期装備だけ」という縛りプレイの内容が、ゲーム好きの興味を強く引きます。
例2:【絶叫】初心者がホラーゲームに挑戦したらパニックになった【ゲームタイトル】
解説:「絶叫」「パニック」というリアクションの大きさを予告しています。「初心者」が「ホラーゲーム」をやるという、王道の面白い組み合わせで、視聴者の期待を高めます。
美容・ファッション系
例1:【プチプラ】ドラッグストアで買うべき新作コスメ10点正直レビュー
解説:「プチプラ」「ドラッグストア」で手軽に真似できる情報だと伝わります。「新作」「10点」で情報の新しさと量、「正直レビュー」で忖度のない信頼できる感想だとアピールしています。
例:【垢抜け】プロが教える、初心者でも失敗しない眉毛の描き方
解説:「垢抜け」という視聴者の強い願望に訴えかけます。「プロが教える」で情報の権威性を、「初心者でも失敗しない」で安心感をアピールしています。
フィットネス
例1:【5分】寝る前にやるだけ!お腹の脂肪を落とす簡単ストレッチ
解説:「5分」「寝る前だけ」「簡単」と、継続のハードルを下げる言葉を並べています。「お腹の脂肪を落とす」という、視聴者が最も得たい効果をストレートに伝えています。
例:【地獄の3分】絶対に足痩せしたい人向けの脚パカトレーニング
解説:「地獄の3分」とあえてキツさを表現することで、効果への期待と本気度を伝えます。「絶対に足痩せしたい人」とターゲットを強く絞り込むことで、当てはまる人に強く刺さります。
エンタメ・ドッキリ系
例:【ドッキリ】もしも親友が突然100万円貸してと言ってきたら?
解説:「もしも~」という仮定は、視聴者の好奇心を刺激します。「100万円」という非日常的な金額が、動画への興味をさらに引きます。
例:【大食い】巨大ハンバーガー3kg、制限時間内に完食できるか!?
解説:「大食い」というジャンルと、「3kg」という数字のインパクトで目を引きます。「~できるか!?」という挑戦系の疑問形は、視聴者に結果を見届けたいと思わせる効果があります。
YouTubeのタイトルの注意点
やってはいけないタイトルの付け方をお伝えします。
釣りタイトル
動画の内容とまったく違うタイトルを付けるのはNGです。 視聴者をだます行為であり、クリックされてもすぐに動画を閉じられてしまいます。 YouTubeは視聴維持率(どれだけ長く見られたか)を重視しています。 すぐに閉じられると「質の低い動画」と判断され、おすすめに表示されにくくなります。
誇張しすぎる表現
「絶対に」「100%」「必ず」など、大げさすぎる言葉は避けましょう。 視聴者の期待を過剰にあげてしまい、内容が伴わないと「期待外れ」と思われたり、低評価やコメント荒らしにつながります。 チャンネル登録解除の原因にもなります。
情報が多すぎる
言いたいことをすべて詰め込みすぎて、何が重要か分からないタイトルは良くありません。 タイトルが長すぎると視聴者は読むのをやめてしまいます。 最も伝えたいことを絞り込み、簡潔にまとめることが大切です。
難解な言葉を使わない
ターゲットが専門家でない限り、難しい言葉ばかりだと初心者は見るのをためらってしまいます。 「この動画は自分には難しそう」と思われたらクリックされません。 できるだけ分かりやすい、簡単な言葉を選ぶように心がけましょう。
まとめ
YouTubeタイトル・サムネで使えるパワーワード300選【クリック率上がる】
以上です。